VC++ Express Editionを使ったD言語のビルド

Winkを使って適当に作ったデモFlash
http://reverie.xrea.jp/files/VCExpress.htm
基本的にカスタムビルドステップ使ってMSBuildを呼び出してるだけ。
後はD用にプロジェクトテンプレートを追加。
D言語アイコンはid:lpszMarimo_11さんのを使わせていただきました。

使い方

  1. VC Expressをインストール
  2. コンパイラが"C:\dmd\bin\dmd.exe"以外の位置にある場合ソース修正、
    コンパイルしなおしてDMD.exeを差し替え。
  3. "C:\Program Files\"以下に"MSBuild"と"Microsoft Visual Studio 8"フォルダをコピー。usertype.dat作ってる人は上書きされるので注意。あと、C++のファイルも一緒にDのキーワードが色付けされるので注意。
  4. [Tools]-[Options]-[Text Editor]-[File Extension]で".d"拡張子をC++として登録。
  5. 後はFlashの通り操作。細かい部分はともかく一応動く。ただ、デバッガはダメっぽい。

VC++ Expressの拡張性制限

VS Expressは拡張性周りが大幅に機能制限されている。
VSの拡張性は

  1. マクロ
  2. アドイン
  3. VS SDKを使ったパッケージ

の3種類。説明はここのがまとまってる。ところでVSのマクロって便利そうだけど
使いこなしてるって話は聞かない気が。

で、VSのExpress Editionはこれ3つとも、機能制限されてて使えない。

http://msdn.microsoft.com/vstudio/express/
海の向こうではVS2005のLaunchイベントが始まってますが、なんかExpress Editionの製品版が、一年間、無料で提供されることになったらしいですね。今、ダウンロード中。

http://ascii24.com/news/i/topi/article/2005/11/07/658923-000.html
後、VS 2003 the Spoke Premiumの購入者を対象に、Visual Studio 2005 Professional Editionをダウンロード提供するって話も。

VS 2005 SDK のRTMがでた。以前はVSIP SDKと呼ばれてたけど、これからは正式にVisual Studio SDKになるとのこと。今まで毎月CTP版が出てたけど、これからも定期的にアップデートされるらしい。
インストールには.net framework 2.0のRTM版が必要。試しに入れたらVS2005 beta2が動かなくなった。当然か。とりあえずVS2005の製品版待ち。

riesling2005-11-01

とりあえずパーサの部分は一通りできた。
ここ、何ヶ月かANTLRC++/CLIをいじってたりしたけど、
結局C#で、dmdフロントエンドをざっと移植。
こんな感じで動いてる。

http://graph.hatena.ne.jp/riesling/
はてなグラフに行数を記録しはじめた。ここ一週間くらいはパーサの移植作業。Parserが約3000行。Lexerが2000行くらい。
残りは4000行はmsbuild他。大半はフレームワークが面倒見てくれてるので、大して行数は書いてない。
行数計測にはBlue Step Counterを使用。行数がグラフで可視化されると進捗状況がわかりやすくて結構楽しい。<追記>11/3
VS SDK RTMから仕様変更されてDLLアセンブリからソース形態になった、プロジェクト周りのフレームワークの一部、18000行くらい追加。

http://www.grandchallenge.org/

今年も開かれたDARPA Grand Challenge。
今年は4チームが132マイルを完走したとのこと。
まだ1チーム走行中の所が残ってるけど。
去年の最高記録はRedTeamの7.4マイルで、大半はスタート地点でリタイヤしてたのと比べると、技術の進歩は早いなぁと。

http://www.radiumsoftware.com/0509.html#050927

このレースは昨年から DARPA国防総省の研究機関)の主催によって始められたものだ。レースの開催費用や 100 万ドルの賞金は DARPA の予算から捻出されている。それどころか,今年のレースでは賞金額が倍の 200 万ドルにまで増額されている。これほどまでに羽振りが良いのは, 2015 年までに陸軍の車輌のうち少なくとも 1/3 を自動化するという計画が政府から提示されているためだ。この計画を実現するためにも,自動制御技術の基礎研究を無理にでも加速させておく必要があるのだろうと思う。

去年の時点では軍用の無人車両なんてずっと先の話だろうと思ってたけど、この様子だとそう遠からず実現されるのかもしれず。


追記:
http://news-service.stanford.edu/news/2005/october12/stanleyfinish-100905.html
走行中だった1チームもゴールして計5チームになった様子。

4ヶ月近く放置してましたが一応生きてます。
この数ヶ月間、作業途中だったVSのプラグインの作業は大して進まず。一月ほど前に協力してくれるって方が現れたので、dmdのフロントエンドからintellisenseに必要な情報取り出す部分を作ってもらったんですが、結局自前のパーサも作る必要があったりして停滞中。デバッグが非常にめんどい。
VS2005は年内には発売されるとおもうので、その頃に一応β版出せるようにしたいです。